肩書きをおそれずに

仕事が中々決まらない…。

失業中で時間はたっぷりあるので気分転換に映画でも観るか〜ということでなんとなくTUTAYAにて借りてきた作品がこれ。「最強のふたり」。

レビューでも人気の作品なのでおそらく面白いだろうという期待を込めて視聴開始。

結果、号泣。

何でこれを映画館で観なかったのかと後悔した。

主な登場人物は首から下が不随の老人フィリップと、彼を介護するアフリカ系移民のドリス。

ドリスは当時失業者でひょんなことからフィリップと出会い介護の仕事を始めることに。

最初はやる気もなく頑なにフィリップの世話を拒んでいたドリス。

だけど次第に彼なりのジョークと明るさで介護の仕事を覚え人間として成長していく。

そんな彼にフィリップも心を開き時折笑顔を見せるように。

ある日、フィリップは身内に呼び出されドリスが前科者であると忠告を受ける。

だけどフィリップは「過去のことは関係ない」とそれを跳ね除ける。

すでに二人の間に揺らぐことのない信頼関係が出来ていたのだと感じた。

一番の見どころはフィリップの誕生日会のシーン。

彼はそれを「毎年恒例の身内による退屈な行事だ」とぼやいていた。

だけどドリスはその言葉を黙って見過ごすような男ではなかった。

前半の堅苦しいオーケストラによる演奏が続いた後、ドリスがおもむろにipodを取り出し自らの好きな音楽を流して踊りだす。

最初は呆気にとられていたけど、次第に傍観者たちが不器用ながらもダンスをし始めていく。

その様子をフィリップがにこにこと笑って見守っていた。

それが一番彼が待ち望んでいた光景だったかもしれない。

この和やかな雰囲気のまま終わるかと思いきや、ある日ドリスの弟が怪我をして二人の家に現れる。

ドリスの家庭は複雑で実は弟と血が繋がっていない。

だけど彼なりに家族を心配していてフィリップは彼に仕事を辞めて家に帰るよう提案する。

ドリスは仕事を辞めフィリップのもとを一度去ることに。

それからフィリップはまた新しい介護者を迎えるが、どうしてもドリスの時のようにうまくいかない。

皆フィリップを障がい者のように腫れ物扱いしていた。

遂に生きることに嫌気が差したフィリップの元にまたドリスが現れる。

そして向かった先は一度は会うことを諦めた彼の文通相手との待ち合わせ場所。

あくまで人として最後まで向き合ってくれたドリスと彼らの友情に涙が止まらなかった。

色々と今の自分と重なるところがあり考えさせる映画だった。

実際見た目や経歴じゃなく働きでその人を評価してくれる人がいたら、今の世の中こんなにニートであぶれることはないんじゃないか、と思う。

学歴や職歴で判断される昨今、私は社会にとっていらない存在なんだろうなぁと思ってしまうことが多々あった。

だけど在宅ワークを始めてから自分の書いたもので収入を得て初めて働くことの喜びを覚えた。

こんな自分でも誰かの役に立つことが出来るんだと実感できた。

働くことで得るものって予想以上に大きいと思う。

この映画を見て人と人との出会いにも少しだけ前向きな気持ちになれたような気がする。

私にとって最強の映画だった。

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